子供たちの純真さ・かわいらしさに・・・
- 2013/06/08(土) 09:43:28
私たちは、施設内保育施設として
キッズ・児童クラブわかばを旧厚生小学校跡地に
開設・運営しています。
中央福祉会の従業員のお子さん・お孫さんを
おあずかりし、従業員が心配することなく、職務に専念
できるように配慮しています。
これは日常の光景なのですが・・・・
ちいさいお子さんがおられる職員は、出勤する前に預けに来られます。
その姿を見た利用者さんの表情は、ホントに柔和な表情をされています。
お母さんと離れるのが寂しくて、泣いてしまう子供たちに
「すぐ迎えに来てくれるからね」
「おばあちゃん達と一緒に遊ぼうか」
など、優しく声をかけてくださいます。
また、
「大変だろうけどがんばってな」
「心配せんでも大丈夫じゃから」
と、子育てに不安を抱えるお母さん達をねぎらってくれます。
放課後になり、小学生がやってくる時間には
「ただいま帰りました~!!」
と大きな声で利用者の皆さんに必ず挨拶をしてくれます。
「おかえり」
と優しく返される利用者の方々・・・
「今日学校はどうだった?」
「楽しかったよ~☆」
「宿題はできた?」
「これからするんよ~♪」
と顔なじみとなった利用者の方と児童が親しげに会話を交わす光景が見られます。
職員は、その交流を目にしながら
いつも心温かくなごやかな気持ちにつつまれています。
今まで地域の子供たちの未来を育んだ小学校跡地で、
地域の為に頑張ってこられた利用者の方々と、未来を担う子供たちが、
一つの建物の中で共生する事は、大変意味深いことだと感じています。
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きれいな夕日を見て・・・
- 2012/05/08(火) 18:57:18
ある日の夕方のことです。
数名の利用者の方が、夕暮れが近づくにつれ
昔の生活や自宅のことを思い出されたようで、
「そろそろ家に帰ろうと思うんじゃけど・・・」
と皆さんそろって言われはじめました。
その時対応した職員が、気分転換をしてもらおうと
「ちょっと外へ出てみませんか」
と提案しました。
みなさんと一緒に外へ出たところ、
ちょうど、夕日が西の空に沈んでいく最中でした。
「お天道さまにさようならをしましょうか」
と話すと、みなさん口ぐちに
「さよなら」
「今日、一日ありがとうございました」
「明日もよろしくね」
と言われていました。
そして・・・
「まぁ、なんと綺麗な夕日じゃろう」
「こんな夕日見たことない」
等々言われていました。
その中には、目の見えない利用者の方も
おられたのですが、その方も、
「ほんとに、綺麗じゃなぁ・・・」
と感嘆の声を上げられていました。
今は、視力を失ってしますが、
きっと、子供の頃に家から見た夕日が
まぶたの裏に、鮮明に焼きついていたのだと思います。
「明日もきっと晴れますよ」
と職員も言いながら、沈んでゆく
綺麗な夕日をいつまでも眺めていました。
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訪問させてもらうと…
- 2011/04/28(木) 10:17:49
私たちを利用してくださる方々は、
多趣味な方が多いように感じます。
先日のことでした。
いつものように、ご自宅へ訪問させていただくと、
「あんたぁ、待っとんたんでぇ・・・久しぶりじゃが」
と満面の笑みで迎えてくれました。
「あんたに、これをもらってもらおうと思って」
それは、利用者の方が大切に作られた手芸の作品でした。
「せっかく作られたのに・・・」
と最初はお断りしたのですが、
「どうしても飾って欲しいんじゃ」との事。
ありがたく飾らせてもらう事にしました。
また、他の方の所へ訪問した際にも同じように、
「飾ってちょうだい」との事。
訪問することを、心待ちにしていただいているかと思うと、
大変嬉しく思いました。
一つ一つを見るたびに、その時の情景が目に浮かびます。
皆さんの心のこもった作品に見守られ、
毎日仕事に取組んでいます。
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